ロッテ霧の浮舟、森永アッセと同系統のエアインチョコだ。パッケージに書かれた「ちょ〜こもなかだ〜」は、「チョコモナカだ」と「チョコも、中だ」の２種類の解釈が可能な修辞表現である。
それはいいとして、このパッケージを見てどうも違和感が否めないという消費者は多いだろう。田代まさしが出ていたＣＭやアイレムから出ていたゲームボーイソフトを覚えている消費者なら確実に思うだろう。これは「ぬ〜ぼ〜」ではないかと。
その通り。中身は以前「ぬ〜ぼ〜」という名前で売られていたチョコだ。キャラも昔と同じだ。
と聞いて、チョコの食感が「ぬ〜ぼ〜」から「ほわほわ」へと劇的に進化したのだ、占い師に画数をみてもらったら「ぬ〜ぼ〜」が実は極端に縁起の悪い名だったので慌てて変更したのだ、などとうがちすぎる消費者も多いだろうが、それは違う。
どうやら、「ぬ〜ぼ〜」を先に商標登録していた会社から申し入れがあり、昨年11月から品名を変更して販売しているということらしい。森永ともあろう大メーカーがそんなことに気づかなかったとは、なんともぬ〜ぼ〜とした、いや、ほわほわとした、気が抜けるいい話である。（この項おわり）
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