MOは退化した記録媒体と力説して譲らない自称サイバー・キッズ60歳の主張とは?

 総務部に1通の投稿が届いた。

「60歳の平凡な主婦ですが、昨今の記憶媒体について意見があります。サイバー・キッズの端くれとしてもう20年は見守ってきましたが、MOは進化の流れに水をさす存在に思えてなりません。広島淳子」

 60歳の一主婦でサイバー・キッズという意外性にグッときた我々は、他に投稿がないこともあり、早速広島さんを訪ねた。彼女は記録媒体一式を並べて待っていてくれた。

−−ほほう、この紙テープなんてとても懐かしいですね。

広島「当時はいちいち言語を変換し

てパンチ穴を開けるのが面倒でね。

やがてカセットが主流になって。日常言語のまま記録できるのが革命的だった。幅4oのテープに修正ペンで書くのは難儀だったけど。よくからまって店で困ってたわ(笑)」

−−え、テープに……文字を!?

広島「そうよ。その後FDでからまり問題は解決。CD-ROMで黒ペン記入が可能に。そしてLDという大面積媒体の出現で誰もが満足したわ。ところが記録容量も使い勝手もFD時代に逆戻りのMOが広まった…。ニャントロ星人が裏で手をひいてるとはわかってるけど、私は騙されない。ええ、これからもLD一本でいくつもり。買物のメモ媒体はLD以外に考えられないもの」

 広島さんはLDをメモ帳として使っていたのだった。細かく本日の買物リストを書き込んだ愛用LDを手に店頭で品定めする彼女の表情は真剣そのもの。それを止める権利は誰にもないだろう(総務部)。

↑今愛用しているLDは近藤真彦「OH! ROCK'A MONO」。87年のライブ盤だ。他ではサブちゃんが多いそう。
→スーパーの店先でLDを手に夕飯の買い物をする広島さん。「今晩は湯豆腐かな」


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