亜流異名の多さで偉大さと哀しさが際立つ、
ディエゴ“神の手”マラドーナ大先生!

第4回マラドーナの亜流たちの巻

今回のお題は、先日また世間を騒がせた「サッカーの申し子」よ。

90年W杯準々決勝ノ試合中ニ、ブラジル選手ニ睡眠薬入リノ水ヲ飲マセタ、トTVデ暴露シタンダヨネ。

麻薬中毒だから睡眠薬ぐらい大したことないと思ったのかも〜。

ソンナ彼ガ、異名界デハイマモ大スター。アルゼンチン人デ小柄デドリブルガ得意ダト、スグ「マラドーナ2世」ヤ「マラドーナの再来」ト呼バレルンダ。アテネ五輪得点王ノカルロス・テベスヤ、「右利きのマラドーナ」ハビエル・サビオラヤ、アリエル・オルテガトカハソノパターンダッタ。

ファウルを受けて超大げさに倒れる人だったよね。アリエル? アリエナイ! オルテガ! なんつって(笑)。「ダイビング・ブリート」ってのもあったっけ。

王道ハ地名モノ。「ボスポラスのマラドーナ」トイエバトルコノエムレ・ベレゾグル。「オストラバのマラドーナ」ハチェコノミラン・バロシュ。94年W杯デ50mドリブルシュートヲ決メタサウジノサイード・オワイランハ「砂漠のマラドーナ」。オーストリアノヘルツォークハ「アルプスのマラドーナ」ダッタ。「韓国のマラドーナ」ハエラガヨク発達シテ「エラドーナ」トモ呼バレタチェ・ソングデ、北朝鮮代表ニハ「北のマラドーナ」キム・ヨンスガイタヨ。

あそこには「北のヨン様」ことキム・ヨンジュンもいたわ〜。

一番有名ナノハ「カルパチアのマラドーナ」ゲオルゲ・ハジ(ルーマニア)カナ。デモ本人ハマラドーナニタトエラレルノヲ嫌ッテイタンダ。

もしかして、ハジ選手は本家があんなにデブるのを見越していたのかも〜。先見の明!

日本ダト、アクエリアスノCMニ出タ浦和ノ田中達也ガ「和製マラドーナ」ダッタ。トルシエ時代ノ常連ダッタ伊藤輝悦(清水)ガ旧「東海のマラドーナ」。旧「東北のマラドーナ」ハ小笠原満男(鹿島)。変ワリ種デハG大阪ノGK松代直樹。バックパスノ処理ヲ誤ッテ失点シ、西野監督カラ「背番号1のマラドーナ」ト呼バレタヨ。

GKなのにマラドーナ? 西野監督ったらイヤミね〜!

可愛イノハ、イタリアノジャンフランコ・ゾラノ「マラゾーラ」。名前ト一体化シテルヨ。印象的ナノハ、ブルガリアノクラジミール・バラコフ。所属チームノ監督ガ「性格のいいマラドーナ」ト敬意ヲコメテ呼ンダンダ。

性格がいい? それはもうマラドーナとは言えない気が……。



初出/「Begin」
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