ペルージャの新マスコットは「ペグリ」だと

高井●いやー、中田の「グリフォネの救世主」ぶりはまたまた際だってきていることだなあ(詠嘆)。

ジロル▼第13節のカリアリ戦では、追いつかれた直後に決勝点を呼ぶセンタリングを放ちました。

高井●「浪速の黒豹」改め「サルデニアの黒豹」ことエムボマもシャッポを脱いだことだろうさ。

ジロル▼そして第14節のフィオレンティーナ戦では、1点ビハインドでの終了直前に相手のハンドを誘い、自らPKを決めました。

高井●あれだけ軸足でためて蹴られたらGKはとれないよな。「ヴィオラ」の1点目を決めた元「切り返し王」ロビアーティも「気分屋」「アニマル」エヂムンドもシャッポを脱いだことだろうさ。

ジロル▼そんな中田ペルージャの今節の相手は第2節で引き分けたサンプドリア。先輩マラドーナのような活躍を期待された「ブリート(ロバ)」ことオルテガはこれまでのところ精彩がないですね。

高井●ふむ。奴は「ダイバー」としてはかなり優秀なんだけどな。

ジロル▼故意に転んでペナルティーを狙う「ダイビング」のことですか。少し用語を覚えたもんだから得意げに使っちゃって。

高井●タハッ。

ジロル▼下位に低迷するサンプですが、80年代後半から90年代初頭には「ミラクル・サンプ」と呼ばれ、90−91シーズンにはスクデットも獲得しました。もっと昔には「原爆アタック」とスゴい呼ばれ方をした攻撃陣もいたそうですが。

高井●被爆国としては少々気になる異名と言わざるを得ないな。

ジロル▼「最後の芸術家」「真のスーパースター」と呼ばれ、長年「ミスター・サンプ」として君臨したマンチーニが、マントバーニ会長との確執が原因で昨季ラツィオに移籍。今季第13節のサンプ−ラツィオ戦でセリエA8人目となる500試合出場を達成したことが、ファンには複雑な気持ちで受け取られていることでしょう。

高井●同じ500試合でもインテルのベルゴミとは意味が違うな。

ジロル▼同じく500試合超の選手といえば「ツァー(皇帝)」ことヴィエルコウッド。サンプ時代にマンチーニ、ヴィアリとともに「三銃士」と言われた彼は、外国人なしで戦う「オールイタリアンズ」ピアチェンツァで活躍中。以前はペルージャにいたこともある、39歳のセリエA最年長選手です。

高井●ほほう。話をなんとかペルージャまでこじつけたな。

ジロル▼タハッ。

(プロフィール)

ライター●比喩でなくオヤジくさくなってきたと自覚中。特にうなじのあたり。



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