「バルカン」はカネボウの男性化粧品でもあります

高井●いやー、アメリカのプロリーグ・MLS入りかと言われていたカズが結局クロアチア・ザグレブに移籍したことだなぁ(詠嘆)。

ジロル▼背番号は13になっちゃいましたが登録名を「KAZU」で押し切ったところにかつての「キング」のプライドが見えます。

高井●「中田がイタリアでがんばっているから日本人選手は欧州でやりやすい」みたいなコメントをしてて、少しジーンときちゃったよ。プライドうんぬんより、のっぴきならないやる気を感じたね。

ジロル▼2月17日から始まるクロアチア・リーグでの活躍を願いたいですが、どうなりますか。

高井●カズは昔みたいに髪を伸ばせばまだイケると思うね。短髪ではさしずめ「シュートできる林健治容疑者」。似てるんだ、これが。

ジロル▼それはそれとして、クロアチアといえば旧ユーゴ地域。「東欧のブラジル」と呼ばれ、サッカー力には定評があるところです。

高井●世界史の教科書的には「ヨーロッパの火薬庫」または「バルカンの火薬庫」として有名だよな。

ジロル▼W杯で得点王に輝いた「スーカーマン」ことスーケル(レアル)は「バルカン・トマホーク」ですし、カズの同僚になる金髪のプロシネツキは「バルカンの黄金銃」。彼は中盤でタマを大事にこねくりまわす癖があり「庭師」の異名もありますが、「バルカンの」はもう枕詞みたいなものですね。

高井●その線でいくと、クロアチア代表のユニフォームは「バルカンのチェッカーズ」で、代表とC・ザグレブのGK・ラディッチはさしずめ「バルカンの長谷川健太(エスパルス)」だな。似てるぜぇ。

ジロル▼似てる路線ではクロアチア代表不動の10番・ボバン(ミラン)が見る角度によってはブラピ似だと女性誌に書かれてましたね。

高井●同じ女性誌で指摘していた「紀州犬」には思わず膝を打ったよ。

ジロル▼代表組では「二枚舌男」ブラゼビッチ監督、「左サイドの速射砲」ヤルニ(レアル)、「弁護士」ビリッチ(エバートン)も。

高井●庭師といい弁護士といい、引退後も再就職には困らないな。

ジロル▼C・ザグレブ関係では、ザイェック監督が「クロアチアのベッケンバウアー」、空中戦でねばり強いMFユルチッチが「プロペラ」といったところです。カズも早く向こうで異名がつくほどの選手になってほしいですね。

高井●向こうでいきなり「ケンジ〜」とか呼ばれたらびびるけどな。

ジロル▼絶対あり得ないって。

ライター●ゲストとしてのラジオ生出演を初体験。就職失敗の挫折感を久々に味わう。



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