空飛ぶオランダ人クライフが見出した天才だが…

高井●いやー、第17節のペルージャ対ミランはおもしろかったなぁ(詠嘆)、プレイ以外の部分が。

ジロル▼中田のPK後、ミランのGKロッシがボールをとりにきたブッキに見事なラリアットを食らわせて退場し、5試合の出場停止処分。今節もまだ出られません。

高井●ブッキといえば「マイケル・ジャクソンの髪を持つ男」だよな。WOWOWの岩佐アナがいつ指摘するか楽しみだが。

ジロル▼PKの裁定自体ミスジャッジだったし、PKの際にブッキがペナルティー・エリアに入りこんだのを抗議していたようでもあるし、GKも少し不憫でしたね。

高井●GKといえば、ペルージャのGKがまた代わったな。今までのパゴットは見た目がズバリ「もやしっ子」って感じで、頼りなさはいかんともしがたかったからな。

ジロル▼その点ではインテルから加入したマッツァンティーニは男らしいルックスです。短パンがピチピチなのが気になりましたが。

高井●しかも中身の位置が収まり悪いのか、しきりに裾をまくるもんだから余計妙だった。GKはポジショニングこそが大事なのにな。

ジロル▼それはそれとして今節の注目はラツィオ対インテル。出遅れ感のあったラツィオですが、「氷の巨人」と言われたヴィエリが復帰してぐんぐん調子を上げてます。

高井●そりゃあ「ラツィアーレ」の皆さんは大喜びだろうよ。

ジロル▼ただ、当初期待されていたスキンヘッドの「リトル・ブッダ」ことデ・ラ・ペーニャは相変わらず出番が少ないまま。「無敵艦隊」スペイン代表を復活させる天才パサーと言われてたんですが。

高井●まあ、「真のスーパースター」ことマンチーニが調子いいから、それもしかたねーにゃ。

ジロル▼デ・ラ・ペーニャはバルセロナ時代は、「ロナウジーニョ」ロナウドのゴールを呼ぶパスを何本も供給して「ロナウドの恋人」と異名をとりました。インテル戦に出場できれば元同僚同士の対決という楽しみもあるんですが。

高井●それは坊主頭同士のぶつかりあいということか。痛そうだな。

ジロル▼もう一つの注目は、冬は急に勝てなくなり「ゼーマン症候群」と揶揄されるゼーマン監督のローマと、層が薄いながらも上位に居座り続けるフィオレンティーナの対戦。そういえばバティストゥータは「サッカー界のハルク・ホーガン」だという説が有力です。髪を薄くしたらもうそっくり。

高井●ロッシと対決すべきだな。

(プロフィール)

ライター●上のまさひさんと組んだ企画に、文化放送に続き今度はFMから取材が。



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