マンチーニ(ラツィオ)の愛称を大声で叫べ!

ジロル●上位同士の対戦が少ない今節ですが中で注目はフィオレンティーナ対パルマ。やはりバティストゥータの出来がポイントです。

高井▼中山(ジュビロ)の「ゴンゴール」と同様、「バティゴール」ってなんか芸のない呼び方だよな。

ジロル●バティの異名は「エル・ゴルト」(でぶちゃん)、「エル・カミオン」(ダンプカー)、「バットマン」、「皇帝」と変遷したそうです。

高井▼平和憲法の国の民としては、ゴール後に彼がやる銃乱射ポーズが内心穏やかでないけどな。

ジロル●あのポーズの影響か、アルゼンチン版ランボーみたいな映画に出演するという話もあります。

高井▼「ランボー2世」か。「イタリアの種馬」ことスタローンとの共演もなかなかいいけどな。

ジロル●ヴィオラの攻撃陣では「アニマル」「エディー」エジムンドもキレてます。ブラジルではその名も「オ・アニマル」という香水の広告に出ているそうですが。

高井▼セリエAダイジェストのジョン・カビラは彼が映ると必ず「リオのダンサー!」と叫ぶね。よほどお気に入りの呼び名なんだな。

ジロル●そんなフィオが観客の不祥事で除外されたUEFAカップは3月16日が準々決勝第2戦。ベスト8の内訳はイタリア3、フランス3、スペイン2。まるで「3カ国対抗カップ」の様相です。

高井▼これで同国同士の対戦がないとは少々作為的だな。イタリア勢はパルマ、ローマと、あとボローニャか。渋いよなぁ、ボ軍は。

ジロル●昨季のロベルト・バッジョ、今季は「ベッペ」シニョーリと全盛期が過ぎたと思われた名選手を見事復活させることから「ボローニャ再生工場」と言われます。

高井▼日本で言えば「野村再生工場」みたいなものか。野球だけど。

ジロル●逆にローマは若手が躍進中。最注目は「イル・プリンチペ」(王子)から「オリンピコの王」へと成長したトッティ。自身も生粋の「ロマニスタ」で、ゴール裏で声援を送る「クルバーノ」でした。「ミスター・ローマ」ジャンニーニ(現レッチェ/セリエB)、33cmの「大足」マンフレディニ(60年代)、「スパゲッティ脚」グロベラー(80年代)といった選手の活躍を見て聞いて育ったのでしょう。

高井▼ロマンチックだけど、同じ本拠地のラツィオの方が上。フリーキック名人・ミハイロビッチの「ミサイルビッチ」は言い得て妙だし、日本人にはマンチーニの愛称がヒットさ。だって「マンチョ」!

ジロル●それってロマンチック?

(プロフィール)

ライター●トライセラトップス「fever」を歌いたいのに近所のカラオケ屋にない!



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