第3講


Sapomi with the Asian Cup 2000 @Lebanon

I wanna Morioka's shout of victory once again...


森岡選手の勝利の雄叫びよ、
もう一度…!

●例文
闘莉王の無鉄砲なオーバーラップは
チームにとってもろ刃の剣だ。


サカーの神様
「和魂伯才」な男、マルクス闘莉王ユウジ・ムルザニ田中選手じゃな。 アテネでは残念ながら果敢な攻め上がりを見せるチャンスが少なかったようじゃが。


ひだっち
勇敢な闘士のイメージが強い闘莉王選手だけど、本人によると、テクニシャンでもあるらしいよ〜。
Tulio is not only a warrior but also a technician, according to himself.
「〜によれば」はaccording to〜ね。


さぽみ
うーん、「無鉄砲」って「鉄砲が無い」ってことでno gunでいいのかしら。あ、ケアレスミスのcarelessみたいにlessをつけてgunlessとか! クスッ。なんとなく英語っぽいわ〜。「諸刃の剣」はさっぱりわからないから、はしょって「ナイフ」とか! このはしょり方がセンスなのよ〜。

×
Tulio's gunless overlap is like a nife.

どうよ!?


ピーター

マルデワザト間違ッテルミタイダネ〜。まず、gunlessは文字通り「銃を持たない」って形容詞だよ。「無鉄砲な」はrecklessとかdaring。「勇敢な」の意味のbraveboldでもいいんじゃないかな。そして、オーバーラップ。日本では後ろの選手の攻め上がり一般に使うことが多いけど、英語のoverlapは「重ねる、重ね合わせる」という意味がメイン。しかもfootballでは主にfullback(日本でいうサイドバックのこと)が前の選手を追い抜いていくことに使う言葉だから、闘莉王選手みたいな中央のdefenderにはふさわしくないんだな〜。あと、「もろ刃の剣」。「もろ刃」は「両刃」で両方のふち(edge)に刃がついてることだからdouble-edgedtwo-edged。「剣」は sword。ってことで、

Reckless attacking by Tulio is a double-edged sword for the team.

それから、ナイフの綴りはknifeだよ、さぽみ。


さぽみ
あらら! 結構イケてると思ったのに、そりゃナイ(フ)!


サカーの神様
綴りよりダジャレを直すのが先決のようじゃ…。
・今回の単語
【overlap】動 重ねる、重なる
【reckless】形 向こう見ずな、無鉄砲な
【double-edged】形 もろ刃の



初出/「フロム・エー」
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